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 日本一の羊グッズ・コレクター(自称)として、この「羊の家」のホームページを開設した高橋誠(たかはし まこと)です。職業は経営コンサルタントなので、羊とは直接関係ないのですが、未年生まれです。しかも、妻も(一回り下の)未年生まれなので、羊には縁があるようです。
ふとしたキッカケ(次の項目で説明)から羊グッズを集め始めてから早15年が経ち、今や、私の別荘「誠羊舎」(高橋誠の羊の家という意味)には1300匹もの羊グッズ・コレクションが勢ぞろい。「羊の家」の主であると同時に、「ヒツジの執事」として、羊たちのお世話をしています。
そして、このホームページの案内役である「TAKAHASHIヒツジ」を、私のトレードマークとして、ファクシミリの送信用紙にも、パソコンの待機画面の絵柄にも使っているほど、大の羊好きになってしまいました。
そこで、未年である2003年を祝って、この「羊の家」のホームページを開き、みなさんに羊のあたたかさや愛くるしさと、羊が人間にとって大切な存在であることを知っていただこうと思い立ちました。
さらに、12年に1回めぐってくる"羊をたたえるお祭り"として、2003年1月25日(土)〜2月2日(日)まで、横浜人形の家で、1300匹の中からセレクトした「1000匹の羊展」を開催します(詳細はWhat's Newを参照)。ぜひ、本物の羊グッズたちを見に、会場においでください。

 
 
 私は、1988年の夏、オーストラリアで開かれた国際心理学会に参加したとき、ふと、おみやげを買おうと数軒の店に入ったのです。すると、どこもコアラやカンガルー、エリマキトカゲのぬいぐるみは山ほどあるのに、羊のグッズはほとんど見当たらない。そこで、「おかしいな、どうして羊のぬいぐるみがないんだろう?」という素朴な疑問が生まれたのです。
 そして気づいたのは、オーストラリアは羊大国で、人口の10倍以上、1億7000万頭もの羊がいるけれど、オーストラリア人にとっての羊はかわいい動物というより、羊毛など工業製品の資材というイメージが強いのではないかということです。だから、コアラのように愛玩動物のオモチャとして店の棚に並べられていなかった…。
 そう思うと、国のために多大な貢献をしているのに充分に大切にされているとは言いがたい羊がいとおしくなり、私は数少ない羊グッズたちをさがしたくなったのです。ある店先で、長さ120cm、高さ70cmほどのディスプレイ用の大きな羊のぬいぐるみと出合ったときは、「売り物ではない」という店長を説き伏せて手に入れました。このようにして、オーストラリアのあちこちで苦労しながら見つけた羊グッズを20匹引き連れて、帰国。これが、私の羊グッズ・コレクションのスタートになったのです。
 
 


(1)羊は人間とのかかわりが古く、深い


 聖書に最初に出てくる動物は、羊です。古代ユダヤの王は、ソロモンにしろ、ダビデにしろ、アブラハムにしろ、みんな羊飼いなんです。キリスト教でも羊はよく登場するし、スペインが巨大帝国になったのも良質なメリノ羊を独占して飼ったからです。産業革命の引き金となった綿の紡ぎ機も、最初は羊毛のために作られたもの。童話などでも、羊は「従順で善」のイメージが定着しています。
 また、中国でも羊はたいへん良いイメージで、「美」も「義」「群」もすべて羊が入っています。そして、干支にも入っています。
 日本では、古事記に、百済から2匹の羊が送られてきたという記録が載っています。それから、鎌倉時代の文献にちょっと載っているだけで、明治時代まで羊の話はどこにもなかった。日本は明治まで、多くの人が羊を見ていないのです。そのため、江戸時代の干支の羊の絵は、ほとんど山羊が描かれています。

(2)羊は私たちの生活に密着している

 羊毛はセーターをはじめ、じゅうたん、バイオリンの弦、ラケットのガットなどに、また羊毛のフェルトは野球の硬球の中身や、ビリヤードの台のクロスなどに、そして皮はコートやバッグ、靴、手袋に、体脂は石けんなどになり、さらにジンギスカンやチーズとしても食べられています。
羊は、牛、馬、豚とともに世界の4大家畜とされ、全身で人間に尽くしているのです。羊は、私たち生活のヒツジ(必需)品といえます。
 ただし、私はウールのセーターは着るけれど、羊の肉は忍びなくて食べられないですね。

(3)羊は人生ネットワークを豊かにしてくれる

 「羊グッズのコレクターです」というと、初対面の人とも会話がはずむし、すぐに顔を覚えてもらえる。また、取引先の人に「あの店で珍しい羊を見かけましたよ」などと声をかけられ、親しくなれる。出張先の町で雑貨店などに飛び込んで「羊の商品はないですか?」と聞くと、店の人と楽しく交流でき、思わぬ地元情報を仕入れられたりできます。
また、羊の歴史は世界の歴史でもあり、羊を追求することはなかなか奥深いことでもあります。
羊というテーマや羊グッズを通して、ビジネスでも、プライベートでも、人脈や情報網が多様に広がっていくのがおもしろいですね。あなたも、羊によって広がる楽しいネットワーク、名づけて「羊網(毛)」を味わってみてください。